「リンゴ村から」
〽上りの夜汽車の にじんだ汽笛
リンゴ村に別れをつげる夜は小雨
上りの夜汽車なら着くのは朝だろう
切なくて切なくて切なすぎて
汽笛までもがにじむんですもの
嬉しそうな瞳で
三橋美智也の魅力を語るのを
江差追分の解説をなさるのを
見ているあたしも本当に嬉しくなるよね
「夕焼とんび」
〽そこから東京が 見えるかい
あたしこれ
「東京にいるお兄ちゃんの歌なんだぞ」
そう祖父に教わったから
三橋美智也さまの歌じゃなくて
祖父が作った歌だって思ってたの(笑)
だってさ
〽兄ちゃもしぃも馬鹿ッちょホーイホーイ
って歌うしさ
いつしか
そうじゃないってのは知ったけど
なんかあたしの中では今でも
祖父が作った歌
トンビがくるりと輪をかいてるの見ると歌っちゃうよ
東京にいてもね
大正または昭和の前期に生まれて生きて
三橋美智也の歌で時代背景もろとも心象風景まで思い出して懐かしめる
三橋美智也を生身で感じてる方々の
入り方とは異なってはしまうが
時に
人はモノゴトに対して
腑に落ちない事を「消化不良」などと
食べ物になぞらえたりするけど
三橋美智也を歌う福田こうへいの歌声は
しっかり消化して
分解して吸収して血肉となって
あたしに生命力を与えてくれるばかりだ
もちろん
歌で腹はふくれないし
思い出だけでは次には向かえない
だからむしろ
こころ豊かにあることの大切さも知る
力業(ちからわざ)やなんかじゃなく
彼が三橋美智也をしっかりと消化してから
あらためてご自分の技に向き合って
三橋美智也をカバーする姿勢が整い
あたしらに届けてくれる成立だもん
消化不良なんかになるわけないじゃんね
(*^ー^)ノ🍚 ｵｶﾜﾘ♪
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