しぃ庵*こうへい唄筆

胸の根っ子が 意地を張る

2020.3.17 うたコン



「帰ってこいよ」と思ってる側と
「帰ってこいよ」と思われてる側とでは
歌詞の意味合いががらりと変わって心に響く
染みる色は茜
津軽の果てしなく広がるそれは
東京ぐらしでも見れはすれど
箱と線で小さく小さくなっちゃうな


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「帰ってこいよ」
もっと民謡調にしてもよさそうなところ
あえて“こぶし”を回しすぎないんだろうなって
『抑(おさ)えるテクニック』だよね
歌のイメージにならった優しさや切なさを
絶妙なバランスでもって発する声はいつだって
淡々として耳には届くけども
心をくすぐられる、こうへい節は極上だ


フラッシュ金子氏が高く振り上げた両腕から
歌の魂がポーンとはじけて
津軽の風と 待っている
キュッと目を閉じながら威勢よくそれ腹に受けて
〽忘れはしまい あの約束の
春色ブルーのラメがキラキラ身体いっぱいに
〽こんなにきれいな 茜空
どっんだけきれいな茜空なんだよ!
ご自分で
ご自分をたたみかけるってゆーのかな
ご自分の声を追いかけて重ねてゆく感じ
帰ってこいよと言う思いと
帰ってこいよと言われる思いと


やおらアルバム「響」を手にし4曲目をセットする
2013年とキー同じなんだなぁとか
そこに感心こそしながらも
フルコーラスに耳をかたむける福田こうへいの歌は
青森でも岩手でも何度も聞いたし
東京でだって何度も何度も何度も聞いたけれど
今こうして聞いてる
今に
忘れはしまい あの約束の が
忘れはすまい あの約束を じゃないってゆう
深くて熱い意味が染み響いてくる


だから「風やまず」も聞く
なんかね
なーんだろね
この迫りくるビルを打ち砕くんじゃなくね
スイスイスイっとすり抜ける風のような声なのか
声のような風になってるのか
遠い故郷の山や川がここになくても
ふわっと目の前に広がる声が
故郷を近く思わせてくれる風は、やまないよ
                  (*´ω`*)🌿







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