しぃ庵*こうへい唄筆

胸の根っ子が 意地を張る

2020.7.28 サラメシ*うたコン


そのお店が盛岡市内に
初めてできたという折りは小2・早苗の頃
家を一歩出た車道でさえ
“農免道路”と呼ぶほどの田舎で
田畑が広がるわきの畦(あぜ)を
自転車でこぐことなど日常茶飯事ゆえ
のり弁を2こ、おつかいに息巻いて
田植えを終えた田んぼ道を疾走するのだ!
何しろ人生お初のり弁なもんだから
ハイテンションで
お店に並び買い求めカゴに入れ
温かい弁当を運ぶ喜びに心はずませ
ハイに立ちこぎをした瞬間に
自転車もろともスッ転び
本能的に己の身より、のり弁
人生お初ののり弁を守る一心で
あたしだけ水の張った田んぼに落ちるも
そんな事ぐらいでのり弁を無下にはするまい

泥まみれになってギャン泣きしながら
手には海苔がフワンと香る、のり弁
「ただいまぁ」と
玄関に立つあたしを見た兄は
腹を抱えて笑いながら
泣くな泣くなと風呂にうながし洗ってくれ
それから
ちょっぴり冷めちゃったのり弁を食べて
冷蔵庫で冷やしてたオロC飲んだなぁ
って
五感にしかと染みついてる
切なき思い出にひたりながらも
やだぁ
ご飯をモグッとほおばるお姿、かわいい♪
なんて思いながらも
サラメシ初登場をお祝い申します


途切れることなく
福田こうへいから福田こうへいへ、うたコン
そうそうたる出演者だなぁ
最近で言うところの“神回”ってやつかしら
あたし的には、ドリーム回と言っちゃいたい
・・・いーねぇー
『こうへい締め DE こうへい初め回』


「達者でナ」
デーモン閣下×福田こうへい
なんとゆう夢の共演なのだろうか!
ジャンルフリーを越えてもはや無償!
でも何気にお衣装の色味がリンクしてるよ
いっろんなモノが交(まじ)わって
深い音楽の歴史が相まって
魅(み)せられるものの尊き、達者でナ


「筑波の寛太郎」
これぞ水色
和色、伝統色、美しい水の色に真白かと
思ったらアップになると波の模様が浮かび
波泡が丸くキラリと所々で光るお着物は
“マイクどっち持ち”もできる彼だから
どっちのアングルも楽しめるんだよね♪


あたくしの過ごしてきた年月の中で
そりゃ全部が全部を網羅してないにしても
股旅演歌とゆーものの位置づけは
あえて若い時分にリリースして元気に歌う
もしくは
30代であれ40代であれ股旅ゴリゴリに歌う
そんな印象であったんだけど
はてさて斯(か)くして彼の股旅演歌とは
時に
しなやかに踊るような仕草を見せたり
時に
ささやかに情景をかもす表情をしたり
声色もいつになく変幻で
かっこ良さと色気と可愛らしさの
世界観の幅と奥行きがスゴいのよね
スゴいから歌そのものに立体感があって
この寛太郎の物語が
1枚の絵でもなく
1冊の本でもなく
テレビドラマでも映画でもYouTubeでもなく
超絶リアルな次元で入ってくる


だからどこを切り取っても素敵なわけで
だけどほら、あたし
ほら
か行鼻濁音、好きじゃん
好きだからやっぱ
〽頬に風花 三度笠 に
すんごく決定的な山場感をおぼえたわ


いかにも
ニューシングル「筑波の寛太郎」
テレビでの初披露を重ねてお祝い申し上げ
〽エエー どこへ行く
これからもどこかへ歩み続けるこの歌が
福田こうへいを大きくしながら
大きな軌跡の日々がありますように
慶ばしくお祈りいたします

      (*´∇`*)🍱 Fine NORIBEN♪










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