しぃ庵*こうへい唄筆

胸の根っ子が 意地を張る

2021.3.20 人生、歌がある「春分の日スペシャル」






「あゝ上野駅
そうだっけね
別番組でも上野駅の思い入れ
お話されてたことあったわよね
あたくし?
あたくしはですねぇ
ちょっと前まではよく競泳水着とカヌーウェアを買いに行ってた思い出がある上野
そんで上野公園に寄ってケバブ食べる(笑)


・・・思い出すのは
あたしが小学生の時分までは
盛岡駅が始発ならば上野駅が終着駅だったんだよね
うん
さまざまな年代で思い出も色々だろうな
〽ホームの時計を 見つめていたら
 母の笑顔に なってきた

この歌詞がとってもリアルで胸を打つ


「大空と大地の中で」
先ほどは黒スーツに鳩羽色のチーフ
アッシュグレイと申しましょーか
かなり渋めな東京・上野の装いから
北海道へひとっ飛びすれば
こうへいブルー!
母恋酒のCDジャケットのやつだよね
すっんごく歌にぴったりだぁ💙


いつも真剣でいらっしゃるし
真面目に
歌を丁寧に丁寧に、ご自分の感情に乗せて歌われている彼だけど
今回であれば
壮大なテーマをのびのびと
力強く歌いながらも
「明日」「花」「幸せ」
このような言葉の時にほのかに笑む
優しい情にも心が和むし
いやはや
歌い終えた後のスンッとした表情は
なんか校歌斉唱した学生みたいな感じになってるのはかわいいし
もう
高音域においては
その美声にぎゅーんと持ってかれて
体が浮く
このあたしの体がよ?浮くんだからさ



北海道といえば『白い恋人
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こうへいが「普段着です」と
第1部を締めたかと思えば
小柳ルミ子さまが「普段着です」と
第2部が始まって
ルミ子さまマジかっこいいんだけど
オフィシャルブログを見に行ってみたら
本当にまんまだったのだねー
昔は昔…今は今、最&高でございました♪


「放浪船」
その実
あたくしの母は
森進一さまとは1コ違いなドンズバ世代
かつ大大大ファンなのだ♡
だから
おのずとあたしも昔から目に耳にしてて
まじ全曲集とか当たり前に触れてるから
まじ森進一トリビュート萌えますし


子どもながらには
“唯一無二の声だよな”と感じてはいて
ものまね番組では必ずと言っていい頻度で真似されるわけだけども
だからなおさら森進一さまって
歌唱のみならず表現のテクニックもまた
半端なくおありなんだと
今になればなおさら解釈できるものだ


母の影響もあって
かなりの楽曲を存じてるもんですから
もんですからの“進一の船の哀歌3”は
放浪船・十六夜舟・男と女
なんではないかとあたしは思っている中
この放浪船はもっともに哀しくて悲しくて
阿久悠×猪俣公章×森進一の究極だ
とにかくにも
春分の日をいいことに語れば
語れども語り尽くせぬ森進一さまの
1曲また1曲を
カバーしてゆく折りに福田こうへい
歌唱を包む表現力の幅が
広がってゆくだろう


「麦畑」
しかしさ
春分の日スペシャルだからってさ
「おふくろさん」と「イヨマンテの夜」の
間に「麦畑」って
もうスペシャ異種格闘技戦じゃんか☆


普段着ですから(微笑)
おのずと違和感などなく
全力のパフォーマンスを発揮しながら
しっかり歌がうまい!
いつも真剣でいらっしゃる彼は当然に
こっちのタイプだとて真剣なんだ
そしてネイティブ岩手弁のスムースさで
これみよがしに楽しませてくれる


ちなみに原曲は
福島弁だと記憶はしているけど
岩手人・福田こうへいバージョンでの
カ行の響きは絶品の域を越え


思わずニヤリとせずにいられなかったのは
〽二人の心は 沈む夕陽に
ふたりふたる寄りなんだよね
だけどそれはあくまでも寄りでね
うーんとね
の口してって言うみたいな、妙味ね


〽もしも嫌いと 言われたら
 俺ら なじょしたべ
なんて
たたずまいから顔つきから声色から
楽しいの通り越して
懐かしくて懐かしすぎて
これ
あたしがパーカッショニストだったら
がん泣きしながら叩いてるって!
加えて
鍬(くわ)の置き方とか
手ぬぐいの慣れた巻き方とか
そーゆーとこに郷愁を見てしまうし
だからヤバいくらい楽しくて涙が出るよ


「泣がさるぅ」って訛りながら
パーカッショニストじゃないけど
泣いて笑っていそがしい春分の日
             (*´ω`*)🎈                        










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