しぃ庵*こうへい唄筆

胸の根っ子が 意地を張る

2020.10.6 演歌の花道




子どもの頃に見てた時は
演劇みたいな番組なのかなぁって
おかあさんといっしょ”とかと同じような
歌いながらやるやつなのかなぁって
演出とか構成なんて分からないからさ
ただただ見てたっけな


前半の「懐かし映像」なんてのは
まさにその頃なんだろね
あらためてこうやって見せていただくと
その楽曲が流行っていた時代の
自分の思い出も一緒に浮かんでくるもんだ


さながら後半は、今の演歌の花道
「望郷酒場」
“涙腺崩壊”とゆーよりは
初っぱなのセリフからもはや
体液が目から自然にあふれるのね
何ならこのお部屋丸ごと
望郷酒場になってしまっている


望郷しているわけだから
この酒場は故郷ではない
都道府県の地上であろう酒場にて
そこで語っているように歌っている
ゆえの表情や仕草は切なくて
いや
酒場でなかなか
こんな歌が上手い人いないだろうけど
いや
なかなかいないんじゃなくていないよ
まぁいたら大変だよ(爆)
演歌の花道ならではの世界観の極み

今のあたしなら分かる気がする


気がして
BS TV TOKYO って長めの溜めから
温感ポカポカ毛布のCMに
するりと移行したことで
かろうじて体液の休憩にもなり
しかも
2枚重ねが今なら990円?
安ぅぅぅい、あたしも欲しぃぃ~って
マジ安いし


都会のすみに吹く風に
負けては男の意地が泣く
誓った思いがふるさとの
山に染み入るしぐれ蝉


うーん
蝉しぐれ」だと季語は夏だ
「しぐれ」だと秋から冬にも似つかわしく
またお料理の「しぐれ煮」となれば
意味合いとしたら
様々な風味が口の中を通り過ぎるのを
雨が一時的に降る様子に見立てたこと、と
いやはやしぐれ蝉とは・・・
粋に想像力を掻き立てるワードだなぁ


「南部蝉しぐれ
このようなセットで
お召しになっているのは着物で
マイクを持たずに歌われる南部蝉しぐれ
違和感のない自然味に
キチッとしたたたずまいで
歌いながらかざすその両の手が
手紙に
紅葉に
風にも陽射しにも見える



2019年・春の雫石(しぃ撮)
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時が経ち時空が重なり
歌の力の、奇跡に
今こうして大人として分かる気になって
その手から見えてくるものもあるんだね
 
             (*´ー`*)🍁











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