しぃ庵*こうへい唄筆

胸の根っ子が 意地を張る

2020.3.8 新・BS日本のうた



「武田節」
階段を降りるときの
和装の裾(すそ)さばきと足運びが粋美だわ♪
このお着物は
以前に肉眼で拝見する機会があったのだが
画面を通すことで届いてくる艶めきはまた違って
そしてこの艶は
ボタニカルみたいな花柄であることに、気づく


急にglobeのDEPARTURESを思い出すのは
〽愛が夢を邪魔する 夢が愛を見つける っぽいの
〽人は石垣 人は城 情けは味方 仇は敵
いやいや「武田節」が先だし
似てる似てないとかじゃないんだけど
円転自在な言葉の雅びさってあるよね
そんで、ここイチ!
すごーくきれいに花柄が浮き出ていて
うんきれいだな
言葉がスムーズだから生地の柄もきれいなんだな
何度聞いてもスムーズ
流暢とはこのことだ
あ!あーっっっ!ブレスしてないじゃん
だからこんなにスムーズなんだもん!と、気づく


気づきまくり
気づかされっぱなしよ


そーいえば前に旧ブログに書いたことあるんだけど
小学ん時
音楽の教科書とは別に小型の音楽冊子があって
北国の民謡とかわらべ歌とか載ってたの
それは音楽の時間以外に歌うの
その冊子に「イヨマンテの夜」あったよ
それとか
あたしの故郷・盛岡ってのは
内陸だし秋田県が近いから
身内や知り合いにマタギがいるの珍しくなくて
だからってアイヌ文化とは似て非なれども
誰かが歌うイヨマンテの夜を
何かの機会にどこかで見聞きすることもあったね
思い出すなぁ
大声自慢なおじさんとか
お祭りで必ず歌うみたいなのあったし


実にリアルな儀式を壮大に歌うそれには
子ども心ながらにも
自然のありがたさだったり
食べること、住むこと、育てること、の尊さ
季節の行事や祭事の本質
そんなものを感じ得ていたように思うが
そうはあっても
ずっと定期的に聞いて今があるわけじゃないから
すんごく久しぶりに耳にした
耳だけじゃなく
それをうたう福田こうへいのパワーたるや
改めて
この楽曲の素晴らしさを彷彿とさせる


イヨマンテの夜」
舞曲のようなリズムは
心臓の鼓動を打つサイクルに似ていて
民謡でもない演歌でもない発声が彼の体から出る
いっつも思うからいっつも書いちゃうけど
この体のどこから出てるのだろうか
そりゃ口から出てるけどさ
多分あたしより細い首
多分じゃなく間違いなくあたしより細いさ
首を見てたらカラーの刺繍が気になる
クリオネに見えるけどクリオネじゃねーべ(微笑)
紅いベストは燃える身体
紅いチーフは熱い魂
・・・う~ん刺繍なんだろなクリオネかな
クリオネって書いたらクリオネにしか見えないよ
じゃあクリオネ
クリオネに包まれた細い首から出る声が
ずきゅーんと鼓膜に当たってあたしの体が震える
そんな強烈な部分も高揚感マックスですんごいけど
あの
階段をスタスタスタって降りて
降りてちょっと歩みながら
イヨマンテ 燃えろ ひと夜を ああ 我が胸に
歌詞も合間って
胸の紅も合間って
ここの歌姿と歌声がたまらなく色っぽい


なんだろ
あたし階段を降りてから好きなのかしらね
いやはや
あたしのような者が申すのもあれだけど
ほんと歌によって声色がぜっんぜん違うし
階段の降り方すらも違う
分かってはいても都度に驚かされるよ
もっとも都度には
表現や仕草が豊かになってきているのだって
歌に対する日々の努力と精進を
懸命になさっているからなんだろうなぁ
と、気づく


グレコがめんこいのは気づいてたけどね(σ≧▽≦)💃







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